うつで将来が不安!解消法は?

ノートに書き出す

将来が不安で不安でたまらない…辛いですよね(>_<)

うつでエネルギーが低下している状態ですと、普段できていたこともできなくなりますし、先のことが見えず不安になります。

このままうつが治らないのではないか、一生このままなのか、動けるようになるのか、子供のことなど心配になりますよね。

うつの時は、将来について絶望的になりやすいです。

うつのために、どうしてもネガティブになってしまい、それを元に考えていってしまうので、思考が偏りがちです。

また、うつのために思考能力が落ちているので不安も整理されずごちゃごちゃになっています。

将来の不安を解消するには、まずは「考えを整理する」ことが大切です。

「考えを整理する」方法でやはり良いのは、「紙に書き出す」「人に聞いてもらう」ことです。

これをするとごちゃごちゃになった不安や考えが整理されます。

そして、具体的に何が不安なのかが分かれば、その不安についての対策もできます

そのためにもまずは、考えを整理して不安を把握することが大切です。

「将来の何が不安ですか?」

「経済的なことですか?」

「仕事ですか?」

「子供の事ですか?」

「家族のことですか?」

「その不安に対して、あなたが取り掛かれることはありますか?」

具体的に書き出していくと、それほど不安に思うことではなかったことが分かったり、今思っても仕方ないということも区別できるのでスッキリします

また、何をすれば良いのかが分かるので少し安心できます。

そしてもう1つ重要なのが、「自分の感情も吐き出す」ということです。

感情を溜めていると不安が膨れていきやすいです。

また、自分の感情を吐き出すことで自分がどう思っているのかが実感できます

その中には、実は将来のことで不安だけど今は何にもできないしやりたくないんだ(>_<)という感情が出てくるかもしれません。

本当は将来のことが不安だけど、今は無理したくないんだ(>_<)という気持ちが湧き出てくるかもしれません。

吐き出すことで、本当の気持ちが見えてくることが多いです。

本当の気持ちが見えたら、漠然としたもやもやした不安が解消されます。

「自分の感情を吐き出す」方法は、やはり1人よりもカウンセラーなどと一緒にするのがおすすめです。

でも、外に出るのがしんどい場合もありますよね。

そういう時は、誰か家族や友人に「感情を整理するために話を黙って聞くだけ聞いてほしいんだ」と言ってお願いしてみるのも良いですよ。

もしそういう人がいない場合や1人でしたいのでしたら、「紙にとにかく書き出す」「ぬいぐるみに向かって感情を吐き出す」のもおすすめです。

【まとめ】

・将来の不安を解消するには「考えを整理する」「自分の感情を吐き出す」!

・考えの整理の仕方は、「将来の不安を人に話す」「具体的に紙に書き出す」。

・具体的な不安が分かったら、それに対して自分ができることを書き出す。

・感情の吐き出す方法は、「カウンセラーや家族や友人に話す」「紙にとにかく書き出す」「ぬいぐるみに向かって感情を出す」。

・感情を吐き出すと自分の本当の気持ちが湧き出るので、漠然とした不安が解消される。

うつ

うつで自信がなくなった!自信を回復するには?

ハート

自信がなくなってしまい、本当に辛いですよね(>_<)

自分自身に自信がなく、何をやるのもできるとは思えず躊躇して足がすくんだり、立ち止まってしまいますよね。

「自信喪失」はうつの症状の1つでもあるのですが、あなたは何か思い込みをしていませんか?

何か自分に評価をしていませんか?

例えば、

・○○できる自分はOK

・できない自分は×

・○○な自分はダメ

こんな風に思っていませんか?

できる自分もできない自分もダメじゃないです!

なぜだめなんですか?

あなたができなければと思っていること、できていない人はいませんか?

全員できていることですか?

できていないと決めているのはあなた自身じゃないですか?

思い込みでしばりつけていませんか?

ダメな所があったらダメですか?

ダメな所があったから得ることができたことって、今までにありませんでしたか?

そのおかげで頑張れたことってありませんでしたか?

ダメな所って、良くない時もあるかもしれませんが、だからこそ一生懸命になれた面もあるはずです。

あなたの一生懸命な所に勇気づけられた人がいるはずです。

そんなあなたはダメですか?

そんなあなたはダメな人ですか?

そんなに責められるほどダメな人なんですか?

ダメは×ではありません、ダメは○になる時もあります。

ダメだからこそ、一生懸命になれる時があるし、欠点のない人間は魅力がありません。

ダメなところがあったって良いんです。

今はうつでダメな自分を許せず、自信がないのかもしれませんが、いつかはダメな自分も許してあげてください。

ダメ(と思っている)自分は×で、良い(と思っている)自分は○と付けているのは自分を2つに引き裂いているのと同じです。

どちらの自分も自分。

自分を否定した上に立てた自分はもろくて崩れやすいです。

自分自身まるごと認めて引き受ける、そこから自信が取り戻せます。

自分が自分で良いと思えますよ。

【まとめ】

・自信のなさは、思い込みで自分に○や×を付けているから。

・「ダメなところ」=×ではない、「ダメなところ」があるからこそ、一生懸命になれる面や人を勇気づけたり、魅力の一部になったりする。

・自分を否定した上に作り上げる自分はもろくて崩れやすい。

・自分を丸ごと認めて引き受けて「自己受容」することから自信が回復する

うつ

ネガティブにとらえてしまって辛い!ネガティブな感情をどう扱うのか?

ゴミ箱

出来事すべてをネガティブにとらえてしまって辛いですよね(>_<)

すべてをネガティブにとらえてしまうのは、うつの典型的な症状の1つです。

と言われても、ちっとも慰めにもなりませんし、だから困っているんだ(>_<)と思いますよね。

私もうつのひどい時は、ネガティブ全開でした。

うつの時って、エネルギーが低下していますし、心身ともに危機的状況ですよね。

だから、どうしても身体を守ろうとしてネガティブにとらえてしまうんだと思うんです。

不安や恐怖って、人が自分を守るための本能です。

一生懸命身体を守ろうとして働いているんですよね。

だからネガティブって、悪者ではないんです。

まずは「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」というのを止めませんか?

というのも、以前私も「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」、「ポジティブ」=「いいこと」と考えていました。

すると、うつが回復してきて「ポジティブ」になってくると、一生懸命「ネガティブ」を排除し、「ポジティブ」になろうと努めていたんです。

そうすると、どうしても無理がきてしまいます。

だって、いつも「ポジティブ」が正しい訳ではなく、良い時ばかりではありません。

それに、自分の「ネガティブ」も身体を守るためにゼロにはなりません。

すると、自分を丸ごと認めることができなくなり、自分を否定していることになります。

自分に正直に生きることができなくなり、葛藤や我慢が生じます。   

うつも再発しやすかったり、長引きやすくなってしまうのです。

だから、今ネガティブでとても辛いししんどいと思いますが、そのこと自体を否定しないでください。

必要ですし、「ネガティブ」な感情もとても大切です。

それぞれ大切な役割を持っています

「ネガティブ」を含む感情については、映画「インサイド・ヘッド」がとても分かりやすかったです。

2015年夏に公開されたディズニー/ピクサー映画です。

「悲しみ」や「恐怖」「イライラ」といったネガティブな感情も大切で必要なことなんだととても分かりやすく描かれています。

2015年11月18日からは、ブルーレイ・DVDも発売されますし、本もありますよ。

◎ブルーレイ・DVD→ インサイド・ヘッド MovieNEX

◎小説版→インサイド・ヘッド (ディズニーアニメ小説版)

◎こちらも参考になった本→ディズニー/ピクサー インサイド・ヘッド あなたの感情たちのトリセツ

とてもおすすめです。

【まとめ】

・「ネガティブ」な感情も自分の身体を守るために大切なこと。

・「ネガティブ」な感情を否定するのは、自分を否定しているのと同じ。

・「ネガティブ」自体は悪いわけではない。大切な感情の1つ。

・「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」ととらえるのを止める

・「ネガティブ」を含む感情の捉え方・扱い方は、映画「インサイド・ヘッド」が分かりやすくておすすめ。

うつ

うつで楽しめない!心から楽しめるようになるには

うつで楽しめない

「何をやっても楽しくない」「今まで楽しかったことを楽しめない」のは辛いですよね(>_<)

以前の自分とは別人になったみたいに感じますし、落ち込みますし、憂鬱で仕方ありませんよね。

この「何をやっても楽しくない」「今まで楽しかったことを楽しめない」というのは、うつの典型的な症状の1つです。

うつは脳の中の幸せを感じる神経伝達物質セロトニンが減少している状態です。

だから、楽しさや喜びを感じることができません。

エネルギーが低下しているので、感情も麻痺しているような感じで心があまり動きません。

「今まで楽しめていたことが楽しめない」「楽しいと全く感じることができない」と落ち込んでしまいますが、うつが回復・改善してくれば 自然に楽しさも感じられるようになってきます

まずは心と体を休ませて、エネルギーが出てくるのを待ちましょう

もしうつが回復してきているのに、うつになってからずいぶん時が過ぎエネルギーがあるのに楽しめないのなら、

・自分と向き合って行動してみる

ということも個人的にはおすすめです。

あくまでうつが回復してきており、エネルギーが溜まっているのが前提条件です。

うつになったということは、以前の自分に無理があったということでもあります。

ということは、以前の自分が楽しかったと思っていたことがそうでなかったのかもしれません。

無理せず楽しめることが本当はあったのかもしれません。

自分と向き合い、正直に心を見つめていくことで本当にしたいこと、やってみたいことを見つけることができます。

無理せずリラックスして楽しめることが見つかるかもしれません。

そうして本当にしたいこと、やってみたいことが見つかったら、実際に行動してみます。

この「行動する」というのも、うつで「何もしない」状態が長ければ長いほど自信がなくなり心理的抵抗もあってすぐにできないかもしれません。

でも、勇気をもって「行動」することで大きく変化することも多いです。

ただ、うつの状態によっては反動もありますので、「ダメもと」「試にやってみる」というようにできるだけ軽い気持ちで取り組んでください。

「やってみる」と思っただけで、すごいことなんですから。

私の場合、うつが回復して多少楽しめるようになっても、中々芯から楽しめるにようにはならなかったのですが、「自分と正直に向き合って行動してみる」 ことで「楽しい」としっかり感じることができるようになりました。

もし、ある程度うつが回復してきているのに楽しめないのなら、おすすめです。

【まとめ】

「何をやっても楽しくない」「今まで楽しかったことを楽しめない」のはうつの典型的な症状の1つ

うつが回復してくれば、自然に楽しめるようになる

だからまずは、心と体を休ませてうつの回復・治療に専念する!

ある程度うつが回復したのに、楽しめるようになったけど、やっぱり芯から楽しめないのなら、「自分と向き合い行動する」ことをやってみる。

「自分と正直に向き合う」ことで、本当にやりたいこと、やってみたいこと、うつ以前の自分にはない本当に無理せずリラックスしたまま楽しめることが分かる。

うつ

うつで「自分を責める」のを止めたい!

自分を責める 猫

自分を責めてしまう…

辛いですね(>_<)

でも、本当にそう思っているのでしょうか?

何かそこに思い込みはありませんか?

「○○しなくてはいけない」「○○ではいけない」「○○なのはダメだ」

そんなに厳しいのはなぜですか?
厳しくしないといけませんか?

厳しいのって、しんどくないですか?
しんどいこと、イヤじゃないですか?

我慢しないといけませんか?
耐えなければいけませんか?

失敗してはいけませんか?
失敗から学べることってたくさんありませんか?

自分では当たり前、当然だと思っていること、実は思い込みかもしれません

というより、思い込みによって自分に負荷をかけ過ぎて、心と体が悲鳴を上げた状態、それがうつなんだと思います。

私も経験がありましたが、ものすごく自分を責めていました。

その根底にあったのは、「こんな自分じゃダメだ」「今の自分じゃダメだ」という考えでした。

自分自身、いつもこのことを意識していたわけではありません。

頑張り屋とよく言われました。

一生懸命頑張ってきました。

でも、その頑張り、自己否定から来ていたんです。

自分を否定するところからスタートしていたんです。

自己否定から出発している頑張りなので、どうしても無理してしまいます。

自分を許さず「もっと、もっと」とお尻を叩いて頑張らせていました。

本当の気持ちを無視し、頑張っていました。

「本当はたまには休みたい」「このままでもいいよって認めてほしい」「無理したくない」そんな気持ちにフタをしていました。

そんな風にして一生懸命自分を保つのに必死だった、なんとかできていた、それなのに「うつ」になった。

「弱い自分、認めたくない、許せない」から自分を責めてしまう…

ここに思い込みがまた1つ。

「弱い自分はダメ」という思い込み。自分を丸ごと認めていない、自己否定しているのです。

自己否定から出発し、「○○しなくてはいけない」「○○ではいけない」「○○なのはダメだ」という思い込みに支配されているんです。

この自己否定や思い込みを作り上げたのはあなたではありません。

あなたの親や周りの環境から、子供のあなたはそうせざるを得なかった、それで人生を乗り切ってきました。

その方法、うつになるまではなんとかなっていたのかもしれませんが、もう限界です。

その方法は通用しません。

自己否定を止める必要があります。

「○○しなくてはいけない」「○○ではいけない」「○○なのはダメだ」という思い込みを取り除く必要があります。

「○○しなくてはいけない」なんてことはないんです。

どっちでも良いんです。

「○○ではいけない」なんてことはないんです。

どちらでも良いんです。

「○○なのはダメだ」なんてことはないんです。

ダメなことなんてないんです

まずは自分が何か思い込んでいないか、「しなくてはいけない」「するべき」「しなきゃダメ」「するものだ」と思っていることを見つけてください。

そして、それは本当はどちらでも良いことなんだと自分に言ってあげてください。

自分を責める気持ちの原因が分かりますよ。

【まとめ】

自分を責める気持ちは、自己否定・思い込みから来ている

「○○しなくてはいけない」なんてことはない。
どっちでも良い!

「○○ではいけない」なんてことはない。
どちらでも良い!

「○○なのはダメだ」なんてことはない。
ダメなことなんてない!

まずは自分の思い込みに気づき、本当はどちらでも良いことなんだと自分に言ってあげる。

*自己否定、思い込みの取り除き方の詳細は長くなるので、また別の機会に書きますね。

うつ