出来事すべてをネガティブにとらえてしまって辛いですよね(>_<)
すべてをネガティブにとらえてしまうのは、うつの典型的な症状の1つです。
と言われても、ちっとも慰めにもなりませんし、だから困っているんだ(>_<)と思いますよね。
私もうつのひどい時は、ネガティブ全開でした。
うつの時って、エネルギーが低下していますし、心身ともに危機的状況ですよね。
だから、どうしても身体を守ろうとしてネガティブにとらえてしまうんだと思うんです。
不安や恐怖って、人が自分を守るための本能です。
一生懸命身体を守ろうとして働いているんですよね。
だからネガティブって、悪者ではないんです。
まずは「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」というのを止めませんか?
というのも、以前私も「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」、「ポジティブ」=「いいこと」と考えていました。
すると、うつが回復してきて「ポジティブ」になってくると、一生懸命「ネガティブ」を排除し、「ポジティブ」になろうと努めていたんです。
そうすると、どうしても無理がきてしまいます。
だって、いつも「ポジティブ」が正しい訳ではなく、良い時ばかりではありません。
それに、自分の「ネガティブ」も身体を守るためにゼロにはなりません。
すると、自分を丸ごと認めることができなくなり、自分を否定していることになります。
自分に正直に生きることができなくなり、葛藤や我慢が生じます。
うつも再発しやすかったり、長引きやすくなってしまうのです。
だから、今ネガティブでとても辛いししんどいと思いますが、そのこと自体を否定しないでください。
必要ですし、「ネガティブ」な感情もとても大切です。
それぞれ大切な役割を持っています。
「ネガティブ」を含む感情については、映画「インサイド・ヘッド」がとても分かりやすかったです。
2015年夏に公開されたディズニー/ピクサー映画です。
「悲しみ」や「恐怖」「イライラ」といったネガティブな感情も大切で必要なことなんだととても分かりやすく描かれています。
2015年11月18日からは、ブルーレイ・DVDも発売されますし、本もありますよ。
◎ブルーレイ・DVD→ インサイド・ヘッド MovieNEX
◎こちらも参考になった本→ディズニー/ピクサー インサイド・ヘッド あなたの感情たちのトリセツ
とてもおすすめです。
【まとめ】
・「ネガティブ」な感情も自分の身体を守るために大切なこと。
・「ネガティブ」な感情を否定するのは、自分を否定しているのと同じ。
・「ネガティブ」自体は悪いわけではない。大切な感情の1つ。
・「ネガティブ」=「悪いこと・ダメなこと」ととらえるのを止める
・「ネガティブ」を含む感情の捉え方・扱い方は、映画「インサイド・ヘッド」が分かりやすくておすすめ。