うつを周りの人(夫・家族)が理解してくれない

理解してほしい

周りの人が理解してくれないと、本当に辛いですよね。
特に身近な夫や家族にしてもらえないと傷つく場面も多くなるし、時には一時的にうつ状態が悪化してしまいますよね。

どうすれば、理解してもらえるでしょうか。

まずは、「1人が理解してくれることを目指す」と良いですよ。

1人でも理解をしてもらえれば、かなり気持ちが軽くなりますし、相談や話も聞いてもらうことができます。

また、その1人の理解者から他の人に話してもらえる場合もあります。
そこから理解者を増やす&理解を深める突破口になることもあるのです。

だから、まず1人の理解者を目指すのはおすすめです。

では、理解してもらうためにはどうすれば良いのでしょうか?

まずはできれば「素直にそのままの気持ちを伝える」ということをしてみると良いですね。

「うつを理解してもらいたいこと」「辛いこと」「苦しんでいること」「どうしてもらいたいのか」をできるだけ素直に。

もし話すことができそうにないのなら、手紙やメールも良いですよ。

手紙やメールでしたら、ゆっくり考えて伝えることができますし、受け取る側も直接言われるより、手紙やメールなどの方が感情的にならずに済むので伝わりやすいというメリットもあります。

まずは「素直にそのままの気持ちを伝える」ことをやってみましょう。

もし、あなた自身が伝えても理解してもらえなかったら、「病院の先生から説明してもらう」ことも良いですよ。

受診している先生に理解してもらえないので説明してほしいとお願いをしておきます。
そして次に、あなたが理解してもらいたい人と一緒に受診します。

あなたが言うことは理解してくれようとはしなくても、医者など第三者から聞くと素直に理解してくれる場合も多いです。

より危機感も抱いてもらえますし、しっかり受け止めなきゃいけないのだなと感じてくれることもよくあります。

ただ、この場合一緒に付いてきてもらう必要があります。

なかなか理解しようとはしない、認めようとはしない人の場合やお休みが取れないなどで、付いてきてもらうのも難しい場合もありますよね。

そんな場合は、うつ本や「うつ」についてのパンフレット(病院など医療機関で置いてある)を読んでもらうという方法もあります。

特に病院などの医療機関に置いてある「うつ」についてのパンフレットは、簡潔に書かれてあるので「うつ」のことがとても分かりやすいです。

これをきっかけにまずは大まかに「うつ」について分かってもらってから、「うつ」についての本を読んでもらうと理解しやすいようですね。

また本に関しては、家族や周囲の人のための「うつ」の本というものがあります。

こういった本ですと、どういう風に対応すれば良いのかも詳しく書いてあるのでおすすめです。

あなたの大切な人が「うつ」になったら」「うつ病の人の気持ちがわかる本 (こころライブラリーイラスト版)」が良かったです。

もし、自分の周りの人が誰一人も理解してくれず、話も聞いてもらえず辛い、困っているという状態でしたら、保健所や保険センターいのちの電話を利用するのおすすめです。

孤独な気持ちは「うつ」を悪化させやすいです。
話を聞いてくれる人がいるということは、とても心強くもあります。

また、話をすることで気持ちも整理できますし、周囲の人への理解を目指すヒントをもらえるかもしれません。

誰も周りに理解してくれる人がいないのなら、保健所や保健センター、いのちの電話の利用もおすすめですよ。

保健所・市町村の保健センターの一覧

全国の精神保健福祉センターの一覧

全国のいのちの電話の一覧

いろいろと周りの人への理解の求め方について書いてきましたが、どれほど頑張って理解を求めても理解してくれない人もいます。

私もそういう人がいて、辛かったです。

正直、理解してくれないことに「なんで理解してくれないの!!!(-“-)」と腹が立ち、喧嘩もしたこともありました。

自暴自棄になったり、落ち込んだり、余計にうつを悪化させたりしたこともありました。

ただ、私自身娘が健常児でないことが分かった時にようやく理解したことなのですが、身近な人の「うつ」などの病気の理解ってとても難しいことなんだと思いました。

ある意味その人自身の価値観や、実は心の中で抱えていた問題と向き合う必要があることだったりします。

だから、どうしても時間がかかる場合もあります。
葛藤の時間が必要な時もあります。

大切な身近な人ほどそういった時間が必要だったりするので、中々理解してもらえないのも辛いですが、少しずつ理解してもらえるように働きかけつつ、保健所や保健センター、いのちの電話などを利用して乗り切ってくださいね。

■まとめ■

1 1人が理解してくれることを目指す

2 自分の思い・考えを素直に伝える(手紙やメールでも良い)

3 医者に説明してもらう

4 うつの本やパンフレット(病院などの医療機関に置いてある)を読んでもらう

5 誰も理解者がいない時は、保健所や保健センター、いのちの電話の利用も良い

 

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